売上をつくる・約6分
最初のお客さんを増やす5つの営業行動
公開・あさひ国際会計株式会社

先に結論
DM・電話・SNSを小さく試し、商談につながる方法を探します。送った数と反応を記録して、翌週の動きを決めましょう。
1. 売りたい相手を絞り、声をかける先を集める
最初のお客さんを増やすには、相手と提案を絞って声をかけ、反応を見て直すところから始めます。登記したばかりでも、設立から半年たっていても、まずは今週試す営業先を一枚の表にまとめましょう。
「小さな会社ならどこでも」と広げると、伝える内容がぼやけます。具体的に「近隣で開業し、営業時間や予約方法をネットに載せていない店舗」まで絞ると、話す理由が見つかります。たとえばホームページ制作なら、「近隣で開業し、営業時間や予約方法をネットに載せていない店舗」まで絞ると、話す理由が見つかります。
過去の仕事で接点がある相手や、公開情報から困り事を推測できる会社を候補にします。ただし、以前の勤務先の顧客情報など、持ち出す権限のない情報は使いません。
- 相手の会社名と、営業連絡を受け付けている窓口
- 何を見て、提案が役立ちそうだと思ったか
- 最初に頼む行動と、連絡する予定日
最初に頼む行動は、いきなり契約を求めるより「現状を短時間聞かせてもらう」など、返事をしやすい内容にします。以下の件数や期間は制度上の基準や成果の目安ではなく、小さく試すための設定例です。まずは候補を十件ほど挙げ、準備だけで一週間を使わないようにします。
2. DMは一つの困り事に絞って送る
候補ができたら、同じ困り事がありそうな相手へ、少数の郵送DMを出します。会社案内を詰め込むより、「なぜ連絡したか」「何を手伝えるか」「どう返事すればよいか」が一枚で伝わる内容にしましょう。
先ほどの店舗向けなら、「営業時間や予約方法を一ページに整理する制作プランです」と、頼める仕事を具体的に書きます。相手の状況は外から見ただけなので、「集客に困っていますよね」と決めつけないようにします。
- 冒頭に、相手を選んだ理由を書く
- 提案する仕事と、対応範囲を短く示す
- 返信先を一つに絞り、相談の方法を書く
送付前に、サイトに記載された営業連絡への意向も確認します。問い合わせフォームへの営業投稿や一斉メールは、郵送DMと同じ扱いで進めず、受付方針や適用されるルールを調べてから判断してください。
効果を見るときは、発送日と送付数に加え、返信数、商談数、受注数を残します。専用のQRコードや受付時の質問で、何を見て連絡したか分かるようにすると集計しやすくなります。ただし、QRコードを開いた回数を人数や商談数として数えないようにしましょう。
3. 電話では、提案が必要かを先に聞く
公開された事業用の電話番号でも、営業を歓迎しているとは限りません。営業電話を断る記載や受付時間を確認し、店舗なら接客が重なる時間を避けて連絡します。
名乗った後は、「店舗の予約案内ページの件で営業のお電話です。今、少しお話ししてもよろしいでしょうか」と用件を伝えます。話せるようなら、予約方法の案内で手間がかかっているかなど、提案に関係することを一つ聞きましょう。困っていない相手に説明を続けても、双方の時間が減るだけです。
- つながらなかった
- 担当者と話せたが、必要がなかった
- 資料を送る了承を得た
- 次に話す日時が決まった
電話の記録は、このように結果を分けます。「電話を十件かけた」だけでは、時間帯が悪かったのか、提案が合わなかったのか判断できません。
DMを送った相手へ電話する場合も、読んでいる前提で話さないようにします。断られたら再連絡不要と記録し、次の候補へ進みます。連絡を重ねるより、必要としている相手を探す時間に回しましょう。
4. SNSには、頼める仕事が伝わる投稿を置く
SNSは、読者がいそうな場所を一つ選びます。毎日更新する目標より、プロフィールを見た人が「誰の、何を手伝う会社か」と分かる状態を先に作りましょう。
実績がまだ少なくても、依頼前に役立つ説明は書けます。制作会社なら、予約ページに載せる項目を架空の店舗で示し、見本だと明記します。仕事の進め方が伝われば、相談時に説明する負担も減ります。
- お客さんが依頼前に準備するものを書く
- 対応する作業と、含まれない作業を示す
- 相談窓口と、相談後の流れを載せる
投稿ごとに売り込みを強める必要はありません。質問が来たら、その疑問に答えたうえで、詳しい確認が必要な場合だけ個別相談につなげます。他人の投稿への無関係な宣伝や、突然の大量の個別メッセージは避けましょう。
確認するのは、表示回数だけでなく、プロフィールへの訪問、問い合わせ、商談への進み方です。「いいね」が増えても相談がなければ、サービスの説明や連絡先が分かりにくくないかを見直します。
5. 毎週、商談につながった方法へ時間を寄せる
営業を始めた週の終わりに、DM・電話・SNSの記録を並べます。比べるのは反応の多さと、受注に近づいたかの両方です。DM発送、通話、SNS閲覧は意味が違うため、一つの反応率にまとめないようにします。
使ったお金に加え、調査や文章作成、連絡にかけた時間も残してください。費用が少ない方法でも、本業を圧迫していれば続け方を変える必要があります。
- 方法別に、支出額と作業時間を記録する
- 返信、商談、見積もり、受注の件数を分ける
- 返事があった相手には、次の連絡日を決める
たとえば、DMで返信は来るのに商談が決まらないなら、返信後に送る案内を点検します。電話で担当者に届かないなら、提案文より連絡先や時間帯の確認が先です。SNS経由の相談が対象外ばかりなら、誰向けのサービスかを書き直します。
少数の反応だけで「この方法は効かない」と決めず、翌週は相手、文面、連絡の時期のうち一つを変えて試します。商談が続いている案件は未決着として残し、後日の受注も元の営業方法に結びつけて記録しましょう。
6. 今日やること
まず営業用の表を一枚作り、次に連絡する相手と日付を入れてください。準備が整った方法から試し、週末に記録を見る予定まで決めます。
- 提案する困り事を一つ選び、営業先の候補を十件書き出す
- DM・電話・SNSのうち、今週着手する方法と最初の連絡日を決める
- 支出、作業時間、反応、商談、受注を記録する欄を作る