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届出と保険・約6

ネット販売を始める前の表示と規約

公開・あさひ国際会計株式会社

先に結論

販売条件と返品対応を先に決め、商品ページと購入画面に反映します。公開前はテスト注文で、表示の食い違いを確認します。

1. ショップを作る前に、売り方を一枚にする

ネット販売は、値段と写真を載せる前に「何を、いくらで、いつ渡すか」を決めてから始めます。創業直後は発送も問い合わせも社長が担当しがちです。注文が入るたびに対応を考えていると、本業の時間まで削られます。

まずは最初に販売する商品を一つ選び、購入から受け取りまでの条件を書き出してください。個人のお客さま向けか、事業者向けかでも検討する条件は変わります。両方に売るなら、その違いも整理します。

  • 販売するものと、代金に含む範囲
  • 税込価格、送料、追加でかかる費用
  • 支払い方法と、代金を支払う時期
  • 発送・提供の時期と、対応しない曜日
  • 注文の取消し、返品、交換を受け付ける条件

「通常はすぐ発送」では、忙しい週に約束を守れません。在庫品と取り寄せ品で発送時期を分けるなど、今の人数で守れる条件にします。配送日を約束する場合は、出荷までの日数と運送にかかる日数を区別しましょう。

この一枚が、商品ページ、規約、注文確認メールを作るときの基準になります。最初から商品数を増やすより、一つの商品で条件を固めるほうが、公開前の確認も進めやすくなります。

2. 「特定商取引法に基づく表記」を埋める

消費者向けのネット通販では、販売者や支払い条件など、法律で求められる情報を表示します。ショップでよく見かける「特定商取引法に基づく表記」が、その情報をまとめるページです。屋号やブランド名だけで済ませず、販売する法人が誰なのか分かるように整えます。(消費者庁)

利用する販売サービスに入力欄があっても、埋めれば確認終了というわけではありません。自社の商品や配送方法に合う内容かを読み直します。主な確認項目は次のとおりです。

  • 販売する法人の名称、住所、電話番号
  • 法人の代表者または通信販売の業務責任者の氏名
  • 販売価格、送料、購入者が負担するその他の費用
  • 支払いの時期・方法、商品の引渡時期
  • 返品や注文の取消しに関する条件

自宅を会社の住所にしている場合も、住所を自己判断で消すのは避けます。省略や代替表示が認められる条件は、販売サービスの案内と消費者庁の情報で確認してください。

ページを作ったら、スマートフォンで商品画面からたどれるかも点検します。公開用の問い合わせ先には実際に連絡し、メールが届くこと、電話に対応できることまで確かめましょう。

3. 返品は「気が変わった」と「不具合」を分ける

返品対応では、購入者の都合による返品と、不良品・誤配送への対応を分けて決めます。 「返品不可」の一言では、どちらの話なのか伝わりません。

ネット通販には、訪問販売などと同じクーリング・オフ制度はありません。ただし、商品の返品条件を表示していない場合には、法律上の返品ルールが適用されることがあります。「通販だから返品には応じなくてよい」と判断せず、購入前に分かる表示を用意します。(消費者庁)

購入者都合の返品を受け付けるなら、次の条件をそろえます。受け付けない場合は、その旨を明記します。

  • 返品を受け付ける商品の状態
  • 連絡を受け付ける期限と連絡方法
  • 返送する際の送料の負担者
  • 返金の方法と、処理にかかる期間

別の段落で、不良品や違う商品が届いた場合の連絡先、確認方法、交換・返金の進め方を書きます。写真を送ってもらうなら、何を撮ればよいかまで案内すると、やり取りを減らせます。

規約に「一切責任を負いません」と書いても、そのまま有効になるとは限りません。受注生産品、食品、デジタル商品などは事情も異なります。他店の返品文をコピーせず、自社で判断しにくい条件は弁護士などの専門家に確認してください。

4. 規約と商品ページの約束をそろえる

利用規約には、注文から取引終了までの共通ルールをまとめます。一方、サイズ、内容量、納期など、商品ごとに違う条件は商品ページに書きます。

たとえば規約が「注文後の取消しは不可」なのに、商品ページが「発送前なら取消し可能」では、対応する社長も迷います。共通条件と個別条件が異なる商品は、違いが購入前に伝わるように修正します。

  • 注文を受けてから、契約が成立するまでの扱い
  • 欠品した場合の連絡と返金の扱い
  • 注文内容の変更や取消しの受付方法
  • 問い合わせ窓口と返信する日の目安

販売サービスが自動送信するメールも読みます。「注文受付」と「契約成立」をどう扱うかは、規約とシステムの動きを合わせて決めてください。

あわせて、購入者の住所や連絡先を何に使うか、配送会社などにどう取り扱わせるかを整理し、プライバシーポリシーに反映します。受注処理に使う連絡先を、そのまま広告メールの配信先へ加える設定になっていないかも確認しましょう。

5. 最後の購入画面で、支払う条件を確かめる

公開直前は、購入確定ボタンを押す直前の画面を、購入者として点検します。 通販の最終確認画面には、数量、支払総額、支払いの時期・方法、引渡時期、返品・取消条件などの表示が求められます。申込期限がある場合は、その期限も確認対象です。(消費者庁)

特定商取引法のページに全部書いてあっても、そこで作業を止めないでください。必要な条件が適切に表示され、注文内容を確認・訂正できるかまで確認します。

  • 数量を変えると、送料を含む総額も正しく変わるか
  • 発送時期や返品条件を、購入前に確認できるか
  • ボタンの文言から、有料の注文が確定すると分かるか
  • 入力間違いに気づいたとき、戻って修正できるか

定期購入なら、一回限りの購入との違い、各回の代金、契約期間や解約条件も確認します。初回価格だけが目立つ画面は見直しましょう。

テスト注文では、注文確認メールと管理画面まで読み合わせます。可能なら返金処理もテストし、操作手順を残してください。公開時の規約と購入画面は、日付が分かる形で控えておくと、後から条件を確かめる際に役立ちます。

6. 今日やること

最初に販売する商品を一つ決め、その商品を注文できる状態まで確認しましょう。判断が残った条件は、公開前に解消します。

  • 価格・送料・発送時期・返品条件を一枚に書く
  • 販売者の表示、規約、商品ページの食い違いを直す
  • スマートフォンでテスト注文し、購入直前の画面と確認メールを読む

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