届出と保険・約6分
補助金の申請前にGビズIDを用意しよう
公開・あさひ国際会計株式会社

先に結論
補助金を申請するなら、まず必要なGビズIDの種類を確認します。取得後は申請サイトへのログインまで済ませましょう。
1. 申請したい補助金で、必要なIDを調べる
補助金の申請を考え始めたら、計画書を書く前に、申請に使うアカウントを確認してください。締切が近づいてから取得に取りかかると、書類を用意できても申請サイトに入れず、提出が間に合わないおそれがあります。
会社として行政サービスにログインするとき、共通のアカウントを使える仕組みがGビズIDです。ただし、すべての補助金が同じ申請方法とは限りません。国の補助金でも制度ごとに案内があり、自治体独自の申請サイトや、別の提出方法を使う場合もあります。
最初に開くのは、申請したい制度の公式ページです。検索で見つけた過去の解説記事だけで準備せず、今回の公募要領で、申請先と必要なアカウントの種類を確認します。
- 今回の募集期間と提出期限を確認する
- 電子申請の入口となるサイトを確認する
- 必要なGビズIDの種類と、取得に関する注意書きを確認する
まだ制度を決めていないなら、候補の公式ページを保存するところから始めます。「補助金に使えるらしい」という理由だけで、必要な種類を調べずに登録を進めないようにしましょう。
2. 一人社長は「プライム」が必要かを見る
GビズIDには、代表者や個人事業主向けの「プライム」、組織の従業員向けの「メンバー」などがあります。利用できる行政サービスはアカウントの種類によって異なります(デジタル庁)。
公募要領に「GビズIDプライムが必要」とあれば、その取得を進めます。簡易な登録で作った別の種類のアカウントがあっても、条件を満たすとは限りません。一人会社で社長が申請する場合は、まず代表者本人のプライムを用意する流れを確認してください。
設立時に税理士や支援担当者から登録を勧められ、すでに取得していることもあります。新しく作る前に、受信メールや社内の管理記録を探すと二重の作業を避けられます。
- 自社で取得済みのアカウントがあるか調べる
- 登録されている種類と代表者を確認する
- 登録メールを現在も受信できるか確認する
税理士に補助金の相談をしていても、会社側のアカウント準備まで依頼に含まれているとは限りません。どちらが何を担当するか、申請準備の最初にすり合わせておきます。
3. 取得方法を選び、本人確認の準備をする
プライムの取得には本人確認があり、オンライン申請と書類による申請が案内されています。必要なものや手続きは申請方法によって違うため、GビズIDの公式サイトから最新の案内を開いて準備します(デジタル庁)。
オンラインで進めるなら、代表者のマイナンバーカードや対応するスマートフォンなど、案内されたものを手元にそろえます。カードがあっても、必要な暗証番号が分からないと途中で止まります。入力を繰り返す前に、何の暗証番号を求められているのか確認してください。
書類で申し込む場合は、法人の印鑑証明書など、指定された添付書類と記載条件を確認します。証明書の取り寄せや郵送に加え、不備があれば対応する時間も要ります。発行日数を自己判断して、補助金の締切直前に予定を組むのは避けましょう。
- 選んだ申請方法の必要物をそろえる
- 法人名・所在地・代表者名を会社の正式な情報と照合する
- 申請後の案内メールを確認する担当者を決める
作業を始める日は、本人確認に使うものを手元に置き、途中で電話や来客に追われにくい時間を選びます。転居や代表者変更があった会社は、登録する情報と現在の情報に食い違いがないかも確認してください。
4. 取得できたら、補助金の申請画面まで入る
アカウントの発行通知を受け取っただけでは、申請準備は終わりません。補助金の公式ページにある入口から、実際の申請サイトへログインするところまで済ませます。
その際は、普段申請作業に使うパソコンと、認証に使うスマートフォンなどをそろえます。メールアドレスとパスワードが合っていても、追加の本人確認を完了できなければ先に進めません。画面の案内に従い、認証の設定と動作を確認します。
ログインできたら、今回の公募を選べるか、会社情報が正しく表示されるかを確認します。入力欄や添付書類が分かれば、計画書以外に準備すべきものも洗い出せます。公募開始前で画面を開けない場合は、公開されている操作案内を読み、開始後に確認する日を予定に入れてください。
- 対象の申請サイトへログインする
- 法人名などの表示情報を確認する
- 入力項目と添付書類を控える
- 下書き保存と提出完了の違いを操作案内で確認する
ログインできないときは、表示されたエラーと止まった画面を控えます。IDの認証で止まるのか、補助金サイトに入った後で止まるのかを分けると、問い合わせ先を選びやすくなります。
5. 手伝ってもらうときも、社長の認証情報は渡さない
本業が忙しくなると、「申請を手伝ってもらうために、パスワードを送ろう」と考えるかもしれません。しかし、代表者のアカウントは、ほかの行政手続きでも使う可能性があります。パスワードや認証コードは共有せず、制度が認める担当者設定や代理申請の方法を確認してください。
従業員に任せる場合も、メンバーアカウントで対応できる範囲は利用先によって異なります。外部の支援担当者には、計画書の作成支援、入力補助、提出操作のどこまでを依頼するのかを伝え、使える権限を申請先に確認してください。
- 文章や資料を作る人を決める
- 入力内容を確認する人を決める
- 提出操作と完了確認をする人を決める
一人で進めるなら、これらを自分の予定表に分けて入れます。取得後にメールアドレスや認証用の端末を変える際も、次の申請まで放置せず、登録情報の変更方法を確認しておきましょう。
6. 今日やること
まず候補の補助金を一つ選び、申請方法の確認から着手します。取得済みなら、そのアカウントで申請先に入れるかを今日のうちに試してください。
- 今回の公募要領を開き、必要なGビズIDの種類と提出期限を控える
- 未取得なら公式サイトで取得方法と必要物を確認し、申請する日を決める
- 取得済みなら対象サイトへログインし、入力項目と添付書類を確認してください